GT-R Ag ブログ

BNR32トランスファー交換

平成元年に登場から28年目、最終モデルからでも22年目となる。

アテーサの4輪駆動を備えたこのモデルの人気は現在でもというか、最近特に上昇中。

価格もかなり上がってきているものの、古さと程度だけはどうにもならない。

購入する場合にはいろいろな部分をチェックしていきたいところ。

今回乗ってみた32Rは走行距離が20万kmを超えており、各所にかなりのガタ、やヘタリを感じた。

まず直進性が非常に悪い。

サスペンション各部のブッシュ類のヘタリはもちろん想定内なのだが、それ以前に前に進もうとする気がしない。

いろんなGT-Rを乗ってきたけれど、こんなに後ろが安定しないのも初体験だった。

4駆になっていないようなのだが、トルクスプリットメーターの針はしっかり振っている。

エアーでも入っているのかと疑ったがそうでもなかった。

そこで走行距離の20万kmを思い浮かべ、トランスファー本体を疑ってみた。

まずはトランスファーオイルの色や質を見ようと抜いてみる。

すると通常約2リットル入っているはずのオイルが数百ccしか出てこなかった。

周りに漏れた後など無い。

まさかと思いながらもミッションオイルを抜いてみたところ、出てきたオイルは赤く柔らかく量も多い。

どうやらシフトリンケージ等のオイルシールの劣化等により、トランスファー側からミッション側へ流れてしまっていたようだ。

当然少ないオイルで滑らせながらお仕事をしていたトランスファーの中身は、しっかり摩耗してしまっているディスク類のため滑るようになる。

つまりこれがまっすぐ走らない、安定感がない原因だったようだ。

メーターが表しているのは動かしている状況を電気的に表しているだけなので、滑りの判断はできない。

修理事例|スカイライン GT-R BNR32

修理事例|スカイライン GT-R BNR32

では中身のディスクを交換してオーバーホールをするわけだが、生憎メーカー欠品の嵐ですべて揃うのに3か月ぐらいかかってしまう。

過去にも何台か組み付けたこと(ほとんどがドラッグ用などの強化トランスファーの製作)があり、程度の良さそうなディスクを組み合わせてみようと考えていたのだが、何と走行4.5万kmの極上トランスファーが転がっていた。

修理事例|スカイライン GT-R BNR32

ここはこれを使用して切り抜ければ作業時間も価格も安く済ませられる。

てことで早速この極上トランスファーに組み換え、テスト走行してみた。

もちろんヘタリの部分は仕方ないが、明らかに前に進もうとする感触には変化を感じられた。

走行距離だけでは判断できないが、32Rユーザーや、これから購入をお考えの方もこの部分にも気を使っていただきたい。

乗ってる楽しさが変わりますよ。

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